*本記事は、2024年6月頃時点の旅の記録です。最新の情報ではありませんので、ご参考程度にご覧ください。
分割日本一周北海道・東北編、前回はバイクでフェリー・さんふらわあに乗り込むところを紹介しました。
初めてのバイク乗船ということでビビりまくっていましたし、事前情報の少なさに不安が募っていましたが無事乗船できました。
今回は、フェリーの船内紹介となります。
これでやっと北海道へ到着となります。行くだけで長かった・・・。
船内全体の地図

ちなみに搭乗はだいたい19時くらい。
出発は19:45発なので時間があり、船内の散策となります。
まずは船全体の地図はこんな感じ。
5階から7階が客室になっています。今回は5階の相部屋を予約しました。
最上階は個室だけなので、私は基本関係ありません。
なお、公式HPからも船内図は確認できるので道に迷いやすい方は事前にスマホにスクショを撮っておくなどしましょう。(私は迷いました。)
ちなみに今回利用したフェリーは「ふらの」です。
夕方便と深夜便で船が変わります。それぞれ2隻あり、
夕方便は「さっぽろ」もしくは「ふらの」、
深夜便は「かむい」もしくは「ぴりか」です。深夜便は2025年1月に新造船としてデビューしているので、新しい方に乗りたい方は深夜便を選ぶのもありかも。
相部屋

まずは荷物を置きに相部屋へ。
乗船カードに書いてある番号の部屋に入ります。

靴はドアの前にある棚に入れます。
ブーツなどが入る高さは無いので、袋を用意するなどの対策をオススメします。

自分のスペースはこんな感じです。
人がたくさんいたので、自分のスペースだけを撮影。
寝具は、枕、マット、掛け布団、シーツ2枚となっています。
掛け布団は薄めですが、空調で室内温度が調整されているので、寒くはありません。

布団を敷いてみました。
ちょうど大人一人分、といったところ。
頭の上に荷物を置く棚がありますが、若干浅めなので、多くの荷物は入りません。
また、写真ではネットに荷物を引っ掛けていますが、間違いです。
このネットは棚からの荷物脱落防止用のもののようです。荷物がすぐに落ちるのでこういう使い方はしないようにしましょう。

荷物ですが、コイン返却式のロッカーがあるので、こちらに入れておきます。

枕元には、ライト用のスイッチと、コンセントが一つあります。USB充電口はありません。
このコンセントですが、ちょっと高い位置にあるので、長めのコードがあったほうが良いです。
旅行用に短めのものを持っていったら、地面につかず、不安定な状態で使うことに。
夕食(レストラン)
荷物も置いたので、次はレストランに向かいます。

夕方便は、夕食・朝食にバイキングが提供されています。(深夜便はレストランがありません。)
フライヤーがチェックインの場所にあったのですが、食の営業時間は18時45分〜20時45分までの2時間しかないので、急いで行かないと・・・、と思った次第です。
なお、他のお客さんも同じことを考えているのか、とても混みます。

白板にメニューがちょっと書かれています。

アルコールの販売もあります。

チケットを券売機で買うスタイルですが、夕・朝食のセットを購入しました。
支払いは現金のみでした。

チケットはレストラン入口の従業員さんに渡します。
「食事中」カードをもらえるので、先にそれを使って席を取っておいて、バイキングに向かいます。

料理はこんな感じ。
私に盛り付けのセンスが無いので美味しそうに見えませんが、かなり上のレベルで美味でした。
最初は「バイキングだから、ビジネスホテルの朝食みたいなものかな」と思っていましたが、野菜も新鮮で、各料理に気合が入っているのがわかります。
個人的には味の差が出やすいパスタが美味しく、非常に満足です。

メニューは洋風と和風がありました。1周目は洋、2周目は和のつもりですが、グラタンが美味しくてお代わりです。

最後はデザートですが、非常に人気で数は取れず。
なぜ味噌汁をつけているかは不明です。
お客さんでごった返していたので、ささっと夕食を済まし、退散します。
デッキ(出港前)

出港前に、デッキを見てみます。
ドアは重いので、指を挟まないよう、気をつけて。

既に陽は落ちていて、岸側のライトが眩しいです。

なお、風がとても強かったので、出発を待たず退散しました。
船内

船内を見ていきます。
廊下はふかふかのカーペットです。

各所にテーブルとイスがあります。

5階と6階は主に階段で移動します。

飲み物は自動販売機があります。電子マネーは使えないので現金のご用意を。
なお、アルコールの販売もありますが、23時から5時までは買えません。


紙パックのドリンクやスナックの自動販売機もあります。


ゲームコーナーにはスロットが置いてあります。設定良いんでしょうか?

雑貨店もあります。
オープン時間は書いてあるとおりで、時間が限られているのでご注意を。

キッズルームは広めです。

ペット用のお部屋やドッグランもあります。

船なので救命胴衣の着用方法が掲示されています。
事故など滅多にあるわけではないですが、一時が万事なので目を通しておきます。


ランドリーもあります。
洗濯機と乾燥機が2台ずつです。
ちょっとしたものを洗うくらいはできそうです。

両替機もあるので、硬貨がない場合はこちらで崩せます。


給湯室もあります。
電子レンジやお湯、給水器があります。

マッサージチェアもあるのでリラックスも可能。

ゴミ箱は船内各所にあるので、ゴミ捨てには困りません。
お風呂&就寝

最後に、お風呂に入浴となります。

入口に入浴可能時間が書かれていますが、23時〜6時30分までは入れません。
ただ、それ以外は大丈夫、ということで、寝る前に入ったり、朝風呂したりと楽しめます。

中の様子ですが、公式HPに写真付きで紹介があるので、そちらをどうぞ。
脱衣所は鍵付きロッカーがあるので、荷物も安心して置けます。
中ですが、まず内風呂があります。
10人くらいは入れそうな、広めの湯船で、お湯は熱め。
窓際に湯船があるので、海を眺めながら入れます。
体を洗う場所ですが、ボディソープ・シャンプーはありました。

そして、サウナがあります!
さほど広くはありませんが、6名程度は入れそうな広さでした。
水風呂は無いので、シャワーで水を浴びる形になります。
フェリーでサウナに入れるのは珍しいかと思います。
なお、脱衣所には給水器もあるので、しっかり水分補給も可能です。

ということで、さっぱりしたところで入眠となります。
なお、当日は、船はほとんど揺れず、新幹線に乗ったときと同じくらいの揺れでした。
激しさは無かったので、車酔いに弱くなければ問題なかったです。
また、消灯は22時40分頃だったので、それより前に寝たい方は、アイマスクがあると快適かと思います。
ということで、おやすみなさい・・・zzz
朝食

翌日、目が覚めたら早速朝食です。
朝食も和洋バイキングで、好みに合わせて選べます。
盛り付けにセンスのかけらもありません。
なぜ左上で焼き魚の上にソーセージを乗せているのか、謎です。

2周目はパンにヨーグルト、玉子と野菜・果物。
野菜・果物が新鮮で、レベルの高さを感じます。

目覚ましのために、ホットコーヒーを頂いて終了です。
デッキ(朝)


デッキに出て、海を眺めます。
夜間は危険であるため、デッキには出られません。


船が立てる波は非常に迫力があります。
とにかく景色が広い・・・。


外は寒いので船内に。
窓からも外を眺めることができます。
ただぼーっとするのも一興です。なにせ、18時間も乗船しているのですから・・・。
飽きたら後はお風呂に入って、到着まで寝て過ごしました。
苫小牧が見えた!




そしてお昼になり、遂に岸が見えてきました。
到着地の苫小牧となります。
ゆっくりと港に入っていきます。

そして接岸となり、到着です。
大体、12時40分頃に下船の案内がありました。
その前までに荷物をまとめ、プロテクターなどを着込んでおき、いつでも下船できるように準備しておきます。
下船!

下船タイミングですが、徒歩・車・バイクと分かれているので、バイクの番になるまでのんびり待ちます。

バイクの駐車デッキは2階のグリーンデッキでしたので、間違えないように降ります。
バイクでの下船時注意

ということで、下船になります。
デッキに降りた後、バイクの下船準備をする余裕はしっかりあるので、慌てる必要はありません。
時間がありすぎて、「いつ出てっていいの?」となりますが、作業員の方から指示が出るまで、エンジンはかけずにのんびり待ちます。

下船時の注意ですが、
乗船時と逆のルートを通るため、2階から3階に上がります。
乗船時も、この部分は狭く、坂がきついことに触れましたが、低速トルクが強いカブでもこの上りはバランスを失いそうで気を使いました。
皆様もお気をつけください。
北海道上陸!

感慨にふける間もなく、船を出ます。


勝手がわからないので、とりあえず、先を進むバイクの列についていきます。
また、荷物を取り出したい、あるいはしっかりパッキングし直したい、ということがあるかもですが、ぱっと見、わかりやすい駐車場が無いので、下船前にそれらをしておくことをおすすめします。
というわけで、18時間かけて、無事、北海道に到着となりました。
まとめ:「さんふらわあ」は超快適!

フェリーの感想ですが、色々不慣れな点が多く、その点は大変でしたが、
乗船してしまえば、さんふらわあは非常に設備がきれいで、相部屋でも快適でした。
個人的にはバイキングのレベルが高かったのが満足な点でした。
今回利用したのは夕方便でしたが、深夜便はまた違った設備ということで、機会があれば試したいところです。
さんふらわあに乗る方はぜひ楽しんでくださいませ!